AI 多すぎる
AI のニュースはここ1年以上、毎週上がっています。
ツールについての紹介も、あらゆるところで、目にします。
ITに詳しい人でも、正直ついていけないと白旗をあげるレベルでしょう。
一般人なら、尚更。
諦めてしまって、人によっては苦手意識さえ持っているかも知れません。
ここで一度、ニュースを出している側のことを考えてみましょう。
開発競争が激化して、より良いサービスを作り上げようと各社競っています。
作り上げたものは、人に使ってもらわなければ、売り上げになりません。
ニュースサイトに取り上げてもらうため、競合他社に負けないように、こんなにすごいんだぞ!とPRをします。
その結果、私たちは、そんなにすごいなら使わないと!と焦って使って、でも結局思ったようには行かず、期待が上がっていたものが、ダダ下がり……となりがちです。
そんな中、SNSでは、AIを使ってこんなに凄いことができた! のような投稿が相次ぎ、なんで私が使えなかったものを皆は使えているのかと、混乱したりします。
実はそれもそのはずで、ニュースに取り上げられているもの、SNSで紹介されているもの、そのほとんどが重要となるものは特定の人たちだけで、あなたにとっては必要のないものだからです。
ニュースやSNSを眺めた際に「すごい!」と思ったら、一度、それは本当に自分に必要なものなのか、一歩引いて、冷静に考えてみてください。
例えば、車について考えてみましょう。
最初に車が発明された時、人々は移動手段として必要だから、車を買いました。
その後に、大型車や小型車、バイクなども登場し、選べるようになりました。
今では毎年何百台もの新車が発表されていますが、そのほとんどは、あなたに必要でないため興味がなく、意識する必要もありません。
車のCMが流れても、へーと流し見する程度だと思います。
車のことを調べるのは、どうしても車が必要、どうしても車が欲しいとなった時では、ありませんか。
AI についても、それで良いのです。
出典:https://techcrunch.com/2024/04/19/too-many-models/